初期投資費用はできるだけ押さえた方が良い

さて、投下資本利益率(ROI)のことを考えていくと、その結論はどうしても、初期投資費用は押さえた方がいいということになっていきます。

最近は加盟希望者の為にハードルを低くした、低価格なフランチャイズパッケージが随分と増えてきました。

しかし、確かに低資金での開業が出来ることは魅力的ではありますが、ただ安ければ投下資本利益率がいいからいいという訳では無く、そんな低資金FCにもいくつかの気をつけて頂きたいことがあります。

まず、初期費用が極端に低いフランチャイズパッケージがありますが、その中で特に気をつけて頂きたいのは、そのパッケージモデルが、どれくらいの精密さで記載されているかということです。

これは実際に各本部の資料を取り寄せて比べて行くと見えてくる事ですが、その資料をどれ位の精密度、具体例な実例を上げて作っているかで、だいたいのその本部の考え方が分かってきます。

仕事柄、私達もクライアントさんからこのような資料を見せて貰う事も多いのですが、中には思わず笑ってしまうような大雑把過ぎる数値を、ほぼ適当と思えるようなカタチで記載しているところもあって、正直、そういうのを見ると唖然としてしまいます。

一般的に余りにも初期投資費用が低い場合には、それは何故かということを考えた方がいいと思います。

 

例えば初期費用の内訳項目に、店舗造作造形費用で100万円とだけ書いてあったりすると、それは何坪で?  席数はいくつで、それは居抜きの場合?  どういう条件下で? と、そういうのを探って頂きたいと思います。

正直、書いている方はそれで伝わるだろうと言う意味で書いてある場合もあるでしょうが、中には色んな意味で中身を濁すように、意図的に大雑把に書いてある所もあったりします。

内訳を追っていきながら、これは極端に低い金額だけど何故?と思うくらいの疑いがあった方が、疑いを持たないよりはマシですので、その辺は注意をしながら資料を見比べていって欲しいと思います。

あと、これは本当によくあるパターンなのですが、初期費用100万でOKとか、200万で開業出来ますなんていう場合の謳い文句には、そこにはどんな事が書かれてあるかを注意しながら見て頂きたいと思います。

商売というものは、それが例え大手の有名ブランドの店であっても、その全てが最初から必ずしも上手く行くとは限りません。

 

もしかしたら最初からドカーンと計画通りに行く場合もあるでしょうが、最初の数ヶ月は赤字、徐々にリピーターさんが付いてからトントン、そして地域に根付いてリピーターさんも増えて、そこらかやっと繁栄店の仲間入りをして黒字になっていくなど、いろいろなパターンがあります。

ということは、最初からドカーンと売上が上がって行けばいいのですが、最初のほうは赤字、またはトントンだったりした場合は、それを黒字に持っていくまでは、繋ぎの自己資金(運転資金)は必ず持っていないと商売は続けていけません。

ふと、その内訳項目を見た時に、是非ともここは注意をして見ていって欲しいと思います。

実際には初期費用とは切り分けて、運転資金は別に考えている本部も多いですので、そういう記載がない場合には問い合わせをして、不明な点は尋ねてみることをお薦めします。

質問をした運転資金のことなどの解答を適当に誤魔化す場合や、うやむやにする所は、その後の他の事に関しても同じような適当な考えが見受けられますので、そういう所は十分に注意をされた方が得策だと思います。

現在、私達FC独立王は、新しいフランチャイズパッケージの獲得を目指していて、その対象のターゲットとして、全国のご当地グルメ、B級グルメに的を絞ったフランチャイザー(本部)選びをおこなっています。

まず、こういう本部の特徴としましては、まだ知名度的ネームバリューがない為に、その本部(オーナーさん)の掲げる敷居が高くないことが挙げられます。

そういう点では、大手のフランチャイズパッケージに比べて随分と低い初期投資費用で済むメリットがあります。

そして次に、その繁栄店がある地域を一歩出ると、まだ世間には知られていないジャンルの商品(食べ物)のいうこともあり、その未知の可能性には計り知れないものが眠っています。

先日もあるご当地グルメのお店のオーナーさんとお話をしましたが、その時そのオーナーさんはこう言う風に言われていました。

『テレビのケ◯ミ◯ショーとかあるじゃないですか?   アレって見ていて面白いんですけど、見ていると司会者やゲストが絶賛していたり、あっ、コレは絶対に食べてみたいなんて思うモノが、いまひとつ全国区にならないのはどうしてなんでしょうかね?
私の所の店も、この地域だけでは繁盛していますけど、この内容ならもっと県外でも評価されてもいい、人気が出てもおかしくないと思うんですけどね…」と言われていました。

このオーナーさんとはその後も色々と話をしましたが、まずはフランチャイズ化して展開していくのであれば、その最初のハードルは極めて引く設定したいと言われていました。

『私たちを選んで加盟してくれる訳ですから、加盟店さんは私達の同志として、条件は極めて低く、可能な限りの応援をしていきたいですね』と、そういう風に言われていました。

このように、まだまだ世間では大きくは知られていないジャンルの有名店が全国には沢山あります。

FC独立王では今後、こういう地方のご当地グルメ店、B級グルメ店のオーナーさん達と連携を取りあって、未だ未開拓状態の新規飲食事業に参入したいと思う、フランチャイズ加盟希望者さんへ向けて、より良い内容のパッケージをご紹介して行きたいと思っています。